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Never Marry a Railroad Man / Shocking Blue (1970) 

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このblogのスタイルとして、ポップミュージックについて曲ベースで書いていく、という形式を一応取ってるわけだが、そうすると、何だかんだ言って自分は70年代の初め頃の音が一番好きなんだということに気づかされる。
これはロック・ファンとしての自分の立ち位置に反するので困ったものなのだが、事実なので仕方がない。

とは言え、実のところ、70年代の初め頃というと自分はまだ消防だったので、音楽に関するリアルタイムでの記憶といってもテレビの歌謡番組(「ロッテ歌のアルバム」とか)くらいしかないわけで、洋楽に関してはほとんど触れる機会などなかったのだが、それでもこのShocking Blueの曲(邦題「悲しき鉄道員」)はリアルタイムで聴いた記憶がある。
オリコンで2位まで上がったそうで、「ビューティフル・サンデー」やノーランズの「ダンシング・シスター」(いずれもオリコン1位)級の、洋楽としては破格の大ヒット曲だったようだ。

Shocking Blueといえば、全米ナンバーワンになった"Venus"が有名で、80年代にBananaramaがカバーしたこともあって、日本でも自分らより下の世代には"Venus"が代表曲ということになるんだろうけど、自分の中では断然「悲しき鉄道員」である。
アメリカでは"Venus"以外にTop40に入った曲はなく、従ってOne Hit Wonder(一発屋)として語られることが多いのだが、本国を始めとする西ヨーロッパや、日本ではヒット曲を連発しており、70年代初頭を代表するポップ・ロック・バンドという地位を固めていたと言って良い。
実は本国のオランダでも"Venus"はヒットチャートで3位止まりで、この"Never Marry a Railroad Man"は1位になってるので、こちらの方が売れたということになる。
確かに、"Venus"は当時全盛だったモータウンを意識したダンスチューンで、いかにもアメリカ向けにチューニングしました、みたいな感じであまりヨーロッパ的ではない、とこじつけてみたりするが、実際この人たちの本領は、アメリカでは売れなかった"Venus"以外のヒット曲群の方にあるという論は否定しづらいだろう。
60sユーロポップとアメリカンティーニーポップ的フレイバーと、多少のサイケロック風味がビミョーなバランスでブレンドされてるというと聞こえはいいけど、どーにもB級テーストに溢れている。むしろ、ソウルミュージック風のベースリフが印象的な"Venus"の方が例外的なのだ。

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グループサウンズ歌謡曲調のメロディーとMariska Veresの“セクシー・ダイナマイト”なルックスが、いかにも70年代な感じでバッチグーである。
由美かおるの「同棲時代」とか、安西マリア級の70年代風ダイナマイトと言ってよい。
あるいはゴーゴー喫茶で踊るオーロラ三人娘といった趣。
ちょっとアングラ風な香りを漂わせているところがポイントである。

ヴォーカルのMariska Veresは、ハンガリー人とドイツ人の混血で、父親はジプシー楽団でフィドルを弾いてたというのだから、たぶんジプシーの血を引いてるのだろう。
エギゾチックなルックスは、「野良猫ロック」の梶芽衣子とか、あの辺のセクシー路線に重なる部分がある。この系譜は、元を辿ると、ハリウッド系グラマーよりも、クラウディア・カルディナーレとかブリジット・バルドーなんかに近い線に連なるはずなんで、そーゆー意味でもヨーロッパとの親和性は高いっつうことなんだろう(意味不明)。


蛇足だが、歌の内容的には「鉄ヲタには惚れるなよ」ということのようだ(やや違)。
洋の東西を問わず鉄ヲタのパワーは凄まじいということなんだろう。




Shocking Blueの日本編集のベスト盤。
何種類も出てるけど基本は同じ。
"Shocking You"や"Hello Darkness"なんかも哀愁漂う良い曲です。
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