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スプリングサンバ / 大場久美子 (1979) 

ObaKumiko.jpg


アイドル冬の時代と言われた1970年代後半にデビューし、アイドルポップスファンを驚愕と戦慄に陥れた大場久美子の、恐らくは最大のヒット曲にして最高傑作というべき曲がこの「スプリング・サンバ」である。

サンバのリズムと、「アーイエ、オーイエ」とかいうイマイチノってるんだかノってないんだかよくわからない合いの手に合わせて、大場久美子の超絶ヴォーカルが炸裂する。
きっと君も、バックトラックのコード進行を芸術的なまでに無視する、ディスコードの魔術師とまで謳われたその類まれなるヴォーカルテクニックに酔いしれること間違いなしである。
これこそ、元祖ニューヨークパンクのムーヴメントの中でDavid Byrne (Talking Heads)やTom Verlaine (Television)らが実現しようとして成しえなかったヴォーカリゼーションであり、このスタイルはその後のニューウェイヴムーヴメントを先導したIan Curtis (Joy Division)やLawrence Hayward (Felt)といったヴォーカリストたちにも多大な影響を与えている。

日本のポップス史上、彼女のヴォーカルの破壊力に匹敵しうるのは能瀬慶子くらいだろう。
比較対象として、菊地桃子、安田成美、三井比佐子、伊藤つかさといった名前を挙げることはできるが、彼女等はディスコードを作り出してはいるものの、圧倒的に破壊力が足りない。
いわば小手先だけのディスコードとでもいうか。腹の底からディスコードしていない。
歌手を本業にしないものとしてはオマリー(元阪神)やアル・ジョイナーやウッチーといったアンチコードとでも表現すべき一派も存在するが、あくまで本業の歌手に限ればやはり彼女以上の完成度を持ったディスコード・ヴォーカルは存在しない。
日本の歌謡界は、意外とこの後、能瀬慶子という別格の偉大な例外を除いて、彼女のような本格的なディスコード女性ヴォーカルを生み出していない(ちなみに能瀬慶子の代表曲は「アテンション・プリーズ」と言われることが多いが、個人的には「He Is コットン100%」を推したい。推したからどうなるものでもないけど)。

むしろ、この芸風は田原俊彦からシブガキ隊を経てSMAPに至るジャニーズの伝統として確立されつつある。
しかし、彼らのディスコードには萌えない。
男声でもIan Curtisのディスコードにはハアハアするもんだが、草ナギ君のディスコードには殺意しか覚えない。
さすがに中居君までいくとちょっと面白いけど。

springsamba.jpg

全盛期の大場久美子。
超可愛い。
密かに厨房時代大ファンだったことは秘密だ。


attentionplease.jpg

ついでに能瀬慶子の「アテンションプリーズ」。
「能勢」慶子じゃないので注意。




東芝EMIとSMEの合同企画によるベスト盤「ゴールデン☆ベスト」
かなりゴールデンな感じ

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コメント

大場久美子・・

ども、H5さん。大場久美子に思わず反応してしまいました。レコードもすごいですが、この人の生の歌の破壊力はすごかったです。コメットさんを演じていたのもこのころですかね。(わたしのコメットさんは九重佑三子ですが)この人の破壊力に匹敵したのは浅田美代子ではないでしょうか・・
  • [2006/06/23 01:30]
  • URL |
  • ぶりゅーわー@ソレイタだ木田
  • [ 編集 ]
  • TOP ▲

>ぶりゅーわー@ソレイタだ木田様

ども。
こちらではプロフィール上acnalbasacnoomと名乗ってますがあまり意味はありません。
確かに今レコードに録音された音源を聴くと、意外といけるじゃんと思ったりもしますが、生歌は遥かに破壊力大でしたね。
コメットさんはこの曲が出る少し前です。
デビュー当時はわりとカルト的な人気だったのが一般にブレイクしたのがコメットさんからじゃないかと思います。

>九重佑三子

私も原体験はこの人です。白黒のイメージですね。

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