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Raindrops Keep Fallin' On My Head / B.J. Thomas (1969) 

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1960年代のヒットチャートにおいて最も支配的だったのは実はビートルズでもブリティッシュ・インヴェージョンでもフラワームーヴメントでもなくモータウンだったわけだけど、モータウンがロック・ミュージックとクロスオーバーしていくにつれてチャートアクション的には地味になっていったのは事実で(ティーン層に狙いを絞ったJackson 5は例外)、それに取って代わったのがシンガーソングライターとティーニーポップだったというのがポップス史の正史。
そーゆー意味でも1960年代最後のビルボードNo.1ヒットがThe Supremesの"Someday We'll Be Together"で、1970年代最初のNo.1ヒットが"Raindrops Keep Fallin' On My Head"だったというのは非常に象徴的だと言って良いだろう。

アメリカン・ポップス黄金時代1970年代の最初のビルボードNo.1ヒットの栄誉に浴した"Raindrops Keep Fallin' On My Head"(邦題は「雨にぬれても」)はティンパンアリーの鬼才Burt Bacharachが映画「Butch Cassidy and Sundance Kid 明日に向かって撃て」のために書いた主題歌。映画の中ではキャサリン・ロスとポール・ニューマンが自転車に2人乗りして走っていく場面でインストバージョンが使われていて、非常に印象深い有名なシーンになっている。
Bob Dylanに歌唱を依頼したが断られたという説が流布されてるけど、これは事実ではないようだ。正しくはRay Stevensに依頼したところ断られて、Dionne Warwick(60年代のヒット曲の多数をBurt Bacharachが書いていた)の紹介でメンフィスブルース系のシンガー(ソングライターではない)B.J. Thomasにお鉢が回ってきたということらしい。
サウンドトラックバージョンのレコーディングの日、B.J. Thomasは風邪を引いてドクターストップがかかってる状態で喉に注射を打ってレコーディングに臨んだのだという。
そのため普段よりもハスキーな声で主演のポール・ニューマンの声に似てたため映画会社のエグゼクティブは喜んだそうだ。
シングルバージョンのレコーディング時には喉は完治していたので声が全く違う。
サウンドトラックバージョンの方がふだん耳にする機会が多いだろうし、B.J. Thomasはビミョーに一発屋っぽいので、あの声がB.J. Thomasの地声だと思ってる人が多いのだろう。
自分もシングルバージョンの音源は持ってないので現時点では違いは確認はできないが、耳にしたことは幾度かあるので2バージョンが存在することは間違いない。
夥しい数のベストアルバムが発売されてるが、どれにどちらのバージョンが入ってるかはわからない。
Amazonで視聴した限りでは8:2くらいでサウンドトラックバージョンの方が多いようだ。
自分もシングルバージョンが欲しいのだが、今生きてる盤のものはほぼ全てサウンドトラックバージョンが収録されている。
残念。

ちなみにB.J. Thomasを一発屋だと思ってる人が多いようだが、彼は全く一発屋ではない。
彼は、この曲以外に4曲ものトップ10ヒットを持っているのだ。
「“愛しのキャリアガール”がオリコントップ50に入っているので円広志は一発屋ではない」などというのとはまるでスケールが違う一発屋ではなさである。注意を促したい。


「明日に向かって撃て」のサントラ

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  • [2007/09/29 05:30]
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